第9
本来の人間の愛を探し探求する動機と言う現実を、楽しみをほぼ奪われ
理性の計算された理想のテーブルの上で、営まされている。
この虚構のテーブル世界は、真実の愛を探求するエネルギーを
消費させその力で、力を利用しこの虚構の組織運営、管理の為に
個人のエネルギーを奪い消費させる。
その為には個人のエネルギーの本来の目的から、逸らす為に中毒に
なる様な玩具を提供し、遊ばせ消費させしめる・・・・
それが家であったり車であったり、指輪であったり洋服であったり
娯楽や、旅行であり、子供であれば、お菓子や、漫画
TVゲームetc・・・・である・・・・
この様な中毒物質を次から次に、大量生産しばら撒き
その新たな続々登場する商品を、消費するのに忙殺されて
本来のエネルギーの使い道が、ブラックボックス化されている。
僕は、おおよその歴史が示す戦争や殺人、拷問、犯罪、強姦その他の
人生劇などを思弁できる様だ・・・頭の中の疑似体験で
シュミレーションをし、さも自分の体験の様に経験の様に感じてしまって
デスペレートな憂鬱になり陥り苦しくなる・・・・・
人類は生命を利用し生きる動物や植物、鉱物、細菌、原子と多岐に
存在する生命、物質を好き勝手に商品化し自らの想像した
アイディアすら、サービス業として商品化し利益を奪おうとする・・・・・
また人々も、その想像の産物にすぎない商品を自己の心に保有するものを
わざわざ買い求め浪費する・・・・
ドラマ、TV,番組、映画、漫画、小説etc・・・・
これら仮に漫画を一つ取って見ても、自己で容易にイメージ出来
粗方の物語を形成し想像の範囲で、楽しめるのであるにもかかわらず
自らの想像を停止し、他人の想像を大枚をはたき購入している・・・・・
他人の想像して、きりがない妄想に対して延々と続くストーリーを
購入し続けて、己自身で考える暇もなく消費活動に明け
暮れ忙殺されている・・・・・・
もうこの観点から見れば他人を、己を満足させる為の道具
商品と看做しておる・・・・
そう人類は物質や想像だけではなく、自己以外の存在を商品化しておる・・・
いや自己すらも商品化しておる・・・
経済的観点から自己の一生の収入を計算し、自分の値段を経済的
価値観から自らを卑下し、嘆いておる自分を数値の数字に置き換えて
俺は?????0694しかない、これだけの価値しかないと
勝手に数値データーの記号に対して、頭をもたげ頭を垂れておる・・・・
ここで僕も何を語っているのやら僕自身が困って来たので
話題を変えよう・・・・
人類の性質に関して想うところがある・・・
人は、人の為に役に立ちたい社会貢献したいボランティアが
したい困っている人を助けたい等の志を、往々に抱き
これは大変すばらしい考えであるが、個々人には、おのおの
の意識レベルがあり、個々人の経験、体験、素質、或いは個々人の
先天的素質、後天的素質、または脳内部の疾患や
障害、平たく言えば能力の差異があり、これらの行為は
必ずしも、当人にありがた迷惑が少なくないのも多い・・・・
また自己満足の側面があからさまに、相手に伝わると
良い事をしたつもりでも、帰って来る答えは芳しく
ないものも少なくない・・・・
却って誤解や憎悪を招く場合もあるし、金銭が絡めば
訴えられたり、時には誤解も甚だしくに殺傷される場合も
少なくない状況も多々ある様である・・・
また天災、人災、事故、スキャンダル、が重なり
ゴシップを詮索されかねない・・・・・
またここで文章が切れておるので、話が飛ぶ様だが
なにぶん、刑務所でかなりテンパッた時に書いた
代物であるので適当に流してほしい・・・・
ここは刑務所・・・・回りは男ばかりの集団
食事の量も少なく長期の監禁の日々に、毎日が同じリズム
永遠に同じ時間の刻み・・・
目に映る物は毎日同じ、耳に聞こえる音も同じ響き
食事の味も毎日が同じ、目のやり場まで限定され
目を閉じる事すら命令されて、視覚、聴覚、臭覚、味覚、感覚
触覚の五感全ての時間が止まり、新しく感じるものは何一つなく
単調な無音に等しく、無感覚に等しい錯覚になる・・・
夏は意識が暑さで、朦朧として現実か夢かいずれか判断しかねるし
冬は凛冽の恐怖に、意識が研ぎ澄まされ永遠に時を刻み続け
覚醒した様に寒さのせいか、眠ることができず
これらの条件と、環境が一生涯続くのかと無間地獄の様に感じ
日も時も進まず・・・・
神さまの様な、異性とも何年も隔絶され
女性のやわらかな音声はきけず、まどかな顔も見れず
聞こえるのは、毎日の男のやかましい、がら声だけ
心は荒み、性格は変化、破綻し自分の行っている行動が
理解できず、時計の針が一秒、一秒と針が進むみたく
その針が動くたびに考えが、コロコロと変化して
何が夢か現実かの区別ができなくなる・・・・
そうやって、この様にノートに書き記して見ては
翌日に目を通し自分の存在を確認する・・・・・
実際に僕の夢に出て来たシーンが、現実にデジャブして
既視感が何度も起こり、眠っている時の夢の記憶がメモリー
蓄積され続け・・・・
この環境下では、何の楽しみもない日々が、何年も続くので
どうやら僕は眠っておる時に、ストレス発散をする能力が
身に付いたらしく、毎晩、夢を見て現実の世界の時間と
夢の世界の時間を往復している・・・・
(現在も毎晩、夢を見る)この刑務所での夢は
毎日の変わらない、変わり映えしない現実よりも
眠っている時の夢の方が現実的で、楽しく、刺激があり
却って夢の、記憶が蓄積されて現実味を帯びて記憶に蘇り
鮮やかなその夢の、物語を、流れを、人、場所、体験???
等を実感する・・・・・・
何の意味で、理由で行っているのか判らない建設的でなく
合理的でない作業、ここで受刑者が語るのは只々、唯一
自分達の過去の華やかな時代の自慢話や、誇張話、虚栄の張り
合い、そして何も変わらない毎日を変えたいのか?
無意味に、無理やり面白い状況を作り出そうと、デマ話で
相手を煽り、何かを引き出そうと流言を弄して見たり
焚きつけたりとか、受刑後の、計画、再犯計画の
密談ばかりである・・・・・
よく考えて見れば、僕が今まで読んだ本?小説や
漫画本、これらは現実ではない現実に近いと思わせる
トリックされた、話や、歴史、生活を、第三者が
その個人の認識できる限りに於いての
情報を文章化しただけの代物である・・・・・・
果たして教科書で、勉強したものや歴史、数学、国語etc・・・・・
これらは本当に、作為されていないのか???修飾
改竄されていないのか????子供はこうである
と教えられれば額面通りに学ぶ・・・・・
それが真実だと思い込む・・・・
そして学んだ真実と、違う事をする人間に対し眉を顰める・・・・
100を100としか看做さない、偏った一辺倒の見方しか
出来なくなるのではないかと懸念する・・・・