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結城 あづさ
結城 あづさ
novelistID. 10814
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ARTIEICIALLY~第二号~

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第一章



あれからレオンはまたベッドに寝転がったまま、何も話そうとしなかった。琴音は不思議そうにレオンを見ていた。
(そういえば、体にいっぱい傷があったっけ…)
琴音は遊園地で神風の応急処置を受けていたレオンを思い出した。縫い目のような無数の傷、そこだけ色が白い傷がレオンの体にはあった。それに何となく気になっていたのがレオンの目だ。普通に話す時には見えなかった右目が、さっきの見つめあった時に見えた。右目が青で左目は黄色い。左右で色が違うのだ。
それに神風が言っていた言葉も気になる。そもそもあの人は一体何者なのだろうか。
考えることが多すぎる。
(なんか…いろいろ不思議な人達だな…)
どうやら琴音は考えるのが苦手らしい。今までも考えて過ごしてきたことなをやてないし、これからも考えて過ごすなんて考えられない。頭がくらくらしてきた。
(はぁ…寝よう…)
琴音はゴロンとベットに寝っ転がった。横にはレオンが背中をこちらに向けて寝ている。レオンの背中を見ていたらだんだん目蓋が重くなって、そのまま眠りについた。