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アリス・スターズ
アリス・スターズ
novelistID. 204
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WHITE BOOK

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「いたぞ、侵入者だ!」
 少し歩を進めた頃、最初のスターシーカーと出くわした。全員がチョーカーをつけていて、ざっと数えても20人近くいるうち、およそ半数がラフな部屋着姿だ。
「んー、ちょっと人数多いね。アリス、手伝って。」
「りょーかい。」
 ソアラとアリスが源力を集め始める。ソアラは炎属性の赤、アリスは光属性の白だ。
「スパイラル、フレイムソード!」
「光珠(こうじゅ)、トゥインクルランス!」
 それぞれ炎の剣と光の槍を生み出した後ろで、りぼんが追跡稲妻を詠唱している。
 スターシーカーも大勢が源力を集めている中から、1人の女性が歩み出てきた。想楽の記憶違いでなければ、あの時のスターシーカー、リリナだ。
「よくもあたし達の心地よい眠りを妨げてくれたわねん。……って、よく見たらあの時の弾丸娘じゃない。」
「何そのあだ名。」
 りぼんが眉間にしわを寄せる。
「ちょうどいいわん、あの時の決着、つけるわよん。」
「上等だね。」
 リリナが光の鎖を呼び出す。型式は具現と操作だ。
作品名:WHITE BOOK 作家名:アリス・スターズ