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アリス・スターズ
アリス・スターズ
novelistID. 204
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WHITE BOOK

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 エランドには、自分の白本の使徒がいつepochにやってくるか、そしてどこに着くかが感覚で分かるらしく、アリスの白本の使徒――りぼんが着いたのは、愛の月2日の夜だった。場所はリバティアホウプの商店街通りから1本裏に入ったところで、アリスの指示のもと、嵐の運転でそこまで行ったのだという。
「オーブもスパイラルもないと聞いていたからすぐに分かった。空き家の壁にもたれかかって眠っていたが、これはこちらへ来るときに力を使いきっただけだから問題ない、とアリスが言ってたな。」
 確かに想楽も、ソアラから聞いた話では3時間ほど眠り込んでいたと言っていた。白本術は体内の魔力――精神力、とも例えられたもの――を変換して行うため、やはり衰弱してしまうものなのだろう。白本術の使いすぎには注意しなければいけなさそうだ。
 後ろで首を傾げて聞いているセイファーはどうだったのだろうか。紋章の聖者という存在は強大な力を持つらしいので、もしかしたらそんなこともなかったのではないか、と想楽は思った。
作品名:WHITE BOOK 作家名:アリス・スターズ