【第四回・参】恋のタコヤキ合戦
黒板にあげられている名前の下にはそれぞれ役割が書いてあった
たこやき処アシハポーン役割
坂田 (タコヤキ神)
池田・は (タコヤキ王)
阿部 (タコヤキ魔人)
栄野 (タコヤキ会長)
高橋・ミ (タコヤキプリンセス)
本間 (タコヤキ班長)
浜本 (タコヤキ浣腸)
「俺のどう見ても食い物屋台の役割じゃない様な気がすんだけど;」
【浜本】と名札をつけた少年が黒板に向かって文字を書いていた坂田に言った
「細かいこと気にしなーい」
そういって浜本の肩をポンポンと叩いた女子は【阿部】という名札をつけている
「まぁ最高責任者がわかればいいんだから…ねぇ? タコヤキ神」
「そーそーミヨコの言うとおり気にしない。な!! 浣腸!!」
ショートカットの『ミヨコ』と呼ばれた女子に鼻水をすすりながら京助が同意する
「そいやタコの方どうなってる?もらえそうか?」
坂田が浜本に聞いた
「今日はナギたから船でたし…大丈夫だと思うぞ」
【解説しよう。『ナギている』とは海が穏やかだという意味で反対に荒れている場合には『シケている』という漁師用語である】
「タコがないんじゃ始まらないしな~…ウチも漁師だけど今大船だからアキアジ獲ってるからな~…;」
【本間】とかかれた名札をつけた女子が爪をかじりながら言った
「【タコ】ない【タコヤキ】なんてただの【ヤキ】だし…うっわ売れねぇ~!!」
京助が笑いながら言うとまわりも頷いて笑った
「目指せ焼肉!! 目指せ総合優勝!!」
さっきまで一言も話していなかった【池田】の名札をつけた長身の少年が立ち上がって燃えている
「…ハルなにかあったのか?;」
「何もないサ!! さぁ! キアイいれて!!」
無駄に大きな動きをする池田ことハル (本名・池田ハルヒコ)を見て京助が声をかけた
「…またミヨにフラれたか」
坂田がボソっと言うとハルが固まった
「ハイハーイ!! ミヨまぁたふっちゃいましたー!!」
ミヨコが手を上げて言うとハルがヨヨヨ…と床に泣き崩れた
「お前何回ミヨに告ったよ;」
浜本が椅子をギーギーさせながら呆れ顔で言う
「幼稚園からの片思いだしねぇ…こんなガチャピンの何処がいいのか」
「ガチャいうな;」
ミヨコは目が大きく少し前歯が大きいゆえ某子供向け番組の緑色の怪獣にちょっと似ている
「純だと言ってくれ」
ハルが立ち上がり腰に手を当てながらフンっと鼻を鳴らした
「純は純でも単純」
「お!! 上手い!」
本間が言うと坂田が拍手した
「ハルもね~結構モテるのに」
阿部が笑いながら言った
「俺はミヨがいいの!」
ハルがキッパリと言い切ると歓声が沸き起こる
「ミヨ愛されてる~」
ミヨコが恥らう真似をして笑った
「とにかくだ!! 何が何でも焼肉! 目指すは総合優勝!! 特に2組なんざに負けられねぇ! やるぜ!! お前ら!!」
坂田が机に足をかけて着気合の一言を言った
「ウッス! 若組長!!」
京助とハル、浜本が敬礼をしてハモって言った
「俺は神だッ!!」
坂田が丸めたノートで三人を叩いた
たこやき処アシハポーン役割
坂田 (タコヤキ神)
池田・は (タコヤキ王)
阿部 (タコヤキ魔人)
栄野 (タコヤキ会長)
高橋・ミ (タコヤキプリンセス)
本間 (タコヤキ班長)
浜本 (タコヤキ浣腸)
「俺のどう見ても食い物屋台の役割じゃない様な気がすんだけど;」
【浜本】と名札をつけた少年が黒板に向かって文字を書いていた坂田に言った
「細かいこと気にしなーい」
そういって浜本の肩をポンポンと叩いた女子は【阿部】という名札をつけている
「まぁ最高責任者がわかればいいんだから…ねぇ? タコヤキ神」
「そーそーミヨコの言うとおり気にしない。な!! 浣腸!!」
ショートカットの『ミヨコ』と呼ばれた女子に鼻水をすすりながら京助が同意する
「そいやタコの方どうなってる?もらえそうか?」
坂田が浜本に聞いた
「今日はナギたから船でたし…大丈夫だと思うぞ」
【解説しよう。『ナギている』とは海が穏やかだという意味で反対に荒れている場合には『シケている』という漁師用語である】
「タコがないんじゃ始まらないしな~…ウチも漁師だけど今大船だからアキアジ獲ってるからな~…;」
【本間】とかかれた名札をつけた女子が爪をかじりながら言った
「【タコ】ない【タコヤキ】なんてただの【ヤキ】だし…うっわ売れねぇ~!!」
京助が笑いながら言うとまわりも頷いて笑った
「目指せ焼肉!! 目指せ総合優勝!!」
さっきまで一言も話していなかった【池田】の名札をつけた長身の少年が立ち上がって燃えている
「…ハルなにかあったのか?;」
「何もないサ!! さぁ! キアイいれて!!」
無駄に大きな動きをする池田ことハル (本名・池田ハルヒコ)を見て京助が声をかけた
「…またミヨにフラれたか」
坂田がボソっと言うとハルが固まった
「ハイハーイ!! ミヨまぁたふっちゃいましたー!!」
ミヨコが手を上げて言うとハルがヨヨヨ…と床に泣き崩れた
「お前何回ミヨに告ったよ;」
浜本が椅子をギーギーさせながら呆れ顔で言う
「幼稚園からの片思いだしねぇ…こんなガチャピンの何処がいいのか」
「ガチャいうな;」
ミヨコは目が大きく少し前歯が大きいゆえ某子供向け番組の緑色の怪獣にちょっと似ている
「純だと言ってくれ」
ハルが立ち上がり腰に手を当てながらフンっと鼻を鳴らした
「純は純でも単純」
「お!! 上手い!」
本間が言うと坂田が拍手した
「ハルもね~結構モテるのに」
阿部が笑いながら言った
「俺はミヨがいいの!」
ハルがキッパリと言い切ると歓声が沸き起こる
「ミヨ愛されてる~」
ミヨコが恥らう真似をして笑った
「とにかくだ!! 何が何でも焼肉! 目指すは総合優勝!! 特に2組なんざに負けられねぇ! やるぜ!! お前ら!!」
坂田が机に足をかけて着気合の一言を言った
「ウッス! 若組長!!」
京助とハル、浜本が敬礼をしてハモって言った
「俺は神だッ!!」
坂田が丸めたノートで三人を叩いた
作品名:【第四回・参】恋のタコヤキ合戦 作家名:島原あゆむ