【第三回・弐】玉。
「敵将!! 討ち取ったりィ!」
高らかにこだましたのは坂田の声
ガッツポーズを決めて上機嫌でコントローラーを握っている
「次、次ギエーンの武器とるべ。ギエーンの」
その横でペラペラと攻略本を捲りながら南がいった
明日から学校ということで宿題合宿の時にできなかった(というかやろうともしなかった)宿題を一気に片付けてしまおうと再度栄野家に集結したのはいいが、社会の問題に三国志が出てきたことで中島、南、坂田、京助の勉強への入れ込みがゲームへと移ったのはかれこれ一時間前
「おぉ! 操ちゃんが!」
とか
「シャホゥ!」
とか叫び盛り上がりつつ交代制でプレイしていた
ガラッ
いきなり窓が開いた
その音に全員が反応して窓を見たが特に何も無い
「…怪談タイムにはまだ早いよなぁ…ヒマ子さんか?」
中島が立ち上がり窓に近づくとしばらく固まって窓を閉めた
「窓をしめるなたわけッ!」
閉めた窓が再び勢いよく開いて窓のレールに手が掛かった
どうやら登ろうとしているらしいがなかなか登れないらしい
「…なんだかちっこいのが潜入しようとしておりますドウゾ」
中島が無線機を持つマネをして何が起こっているのか知らせる
「何だ何だ」
南がおもしろがって近づく
「うっわ! ちっちぇえ!」
そして笑いながら叫んだ
「どらどら」
続いて坂田も近づき
「おぉ! 金時小豆!!!」
そういって爆笑した
その途端
「やかましい!!たわけッ!!!」
という怒鳴り声と共に紅蓮の炎が噴出した
「ぅおぉぉぉぉ!!?;」
3人が慌ててその場から離れると逆に京助が窓に近づいて下を見た
そこにいたのは
「…鳥類…;」
迦楼羅だった
高らかにこだましたのは坂田の声
ガッツポーズを決めて上機嫌でコントローラーを握っている
「次、次ギエーンの武器とるべ。ギエーンの」
その横でペラペラと攻略本を捲りながら南がいった
明日から学校ということで宿題合宿の時にできなかった(というかやろうともしなかった)宿題を一気に片付けてしまおうと再度栄野家に集結したのはいいが、社会の問題に三国志が出てきたことで中島、南、坂田、京助の勉強への入れ込みがゲームへと移ったのはかれこれ一時間前
「おぉ! 操ちゃんが!」
とか
「シャホゥ!」
とか叫び盛り上がりつつ交代制でプレイしていた
ガラッ
いきなり窓が開いた
その音に全員が反応して窓を見たが特に何も無い
「…怪談タイムにはまだ早いよなぁ…ヒマ子さんか?」
中島が立ち上がり窓に近づくとしばらく固まって窓を閉めた
「窓をしめるなたわけッ!」
閉めた窓が再び勢いよく開いて窓のレールに手が掛かった
どうやら登ろうとしているらしいがなかなか登れないらしい
「…なんだかちっこいのが潜入しようとしておりますドウゾ」
中島が無線機を持つマネをして何が起こっているのか知らせる
「何だ何だ」
南がおもしろがって近づく
「うっわ! ちっちぇえ!」
そして笑いながら叫んだ
「どらどら」
続いて坂田も近づき
「おぉ! 金時小豆!!!」
そういって爆笑した
その途端
「やかましい!!たわけッ!!!」
という怒鳴り声と共に紅蓮の炎が噴出した
「ぅおぉぉぉぉ!!?;」
3人が慌ててその場から離れると逆に京助が窓に近づいて下を見た
そこにいたのは
「…鳥類…;」
迦楼羅だった