小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

一途な嘘つきの末路

INDEX|4ページ/8ページ|

次のページ前のページ
 

「ぅっ……っ…な、で、…ぼく……すきになっちゃったんだろっ…!」

誰もいない教室で僕の声だけが響く。
声、抑えてたはずなのに、やっぱり止まらなくて。
これだけ自分が君を好きだったんだなって、なんか笑っちゃう。

目を擦っても擦っても、涙は止まらない。
それ所か、どんどん溢れてきてる気さえする。
僕の手を伝い落ちて、床にシミが一つ出来る。

それをただぼうっと眺めていた時だった。


ガラッ


勢いよく教室の戸が開き、驚いてそっちを向けば、肩で息をしている君がいた。



作品名:一途な嘘つきの末路 作家名:れん