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島原あゆむ
島原あゆむ
novelistID. 27645
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【第二回】届け恋の光合成

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驚いて泣くのを忘れたヒマ子が顔を上げると
「あの…さぁ」
京助は面倒くさそうに何かを言おうとしている
「…キスしたとかしてないとか? 緊那羅とできてるとかはこっちに置いて置いて…頑張って光合成で葉緑体だかが増えるってのはいいんじゃねぇ? ソレ増えたらお前綺麗に咲き続けられるんだろ? …俺理科嫌いだからよくわからねぇけど…向日葵って花好きぞ」
目を細めてどこか呆れたように優しく笑う京助を見てヒマ子は頬を赤くした
「僕も向日葵大好きだよー!!」
庭に下りてきた悠助がヒマ子に抱きついて頬擦りをする
「青空と向日葵ってすっごく綺麗なんだよーだから好きー!! だからヒマ子さんも【こうごうせい】たくさんして綺麗なままでいてね?」
にっこりと笑って悠助がヒマ子を抱きしめる
「折角綺麗に咲いてるのにそんなにないたら花弁取れるっちゃよ?」
緊那羅もしゃがんでヒマ子を撫でた
「私…私…」
「向日葵はね顔をお日様に向けて咲くから輝くの…明日もいい天気だそうだから…また綺麗になれるわね…もっと綺麗になって京助を見返してあげたら? ヒマ子さん?」
母ハルミが悠助の頭に手を置き笑いながら言った
「なんじゃそれ;」
京助が苦笑いで反論する
「…ありがとう…」
ヒマ子が小さく言った