つれづれなる
それ以外にも伏線はたくさん引きました。
そのうちのひとつ、ちょっとだけネタばらしになりますが……。
事件が起きて主人公ふたりが困った状況になり、でも、そのままだと話が進まないので、情報提供者を出すことにしました。
その情報提供者をだれにするか。
二次なので原作キャラも考えましたが、オリジナルのキャラを作ることにしました。
では、なぜ、そのキャラが主人公ふたりのうち片方に情報提供するのか?
その主人公に好意を寄せているから。
というわけで、そのオリキャラは女性に決まりました。
だから、彼女は最初からその役割は情報提供だと決まっていました。
とはいえ、いきなり登場して情報提供をするのは不自然です。
主人公に好意を寄せるきっかけとなるエピソードも入れたい。
いろいろと考え、事件が起きるまえに、彼女を登場させました。
でも、初登場時は会話の中で出てくるのみで、名前さえ出しませんでした。
だから、これが伏線だと気づいた方はいなかっただろうと思います。
オチが決まっていれば、そういうことができるのでいいと思います。
これを読んで「ゆらのと」を読んでみたいと思った方がもしいらっしゃったら、書いた本人としては止めます。
あれは完全に腐女子向けの話です。
それ以外の方を想定して書いておりませんので、ご容赦ください。
資料は読んだり、読まなかったりです。
読む場合のほうが多いかな?
最近、二次の短い話を勢いで書きましたが、資料を読まないつもりだったのが、読まないと書きづらかったので、手持ちのヨーロッパ中世・近世の資料を読みました。
あ、資料に小説は含まれません。
小説はどこまでがフィクションなのかわからないので。
私は二次のほうでは銀桂(銀時×桂)というCPをメインで書いていて、その関連の資料はたくさん読んできたので、銀桂で新しい話を書くときに改めて資料を読む必要がないという場合もあります。
ただ、資料はやっぱり読んだほうがいいと思います。
カッコつけたいのではなくて、資料を読むと、話が広がる感じがします。
異世界ファンタジーを書くときは、地図を書きます。
これは、大雑把なものでもいいから、あったほうがいいと思います。
すごく便利です。
……なんて、私が力説するまでもなく、皆さん、されていることでしょうが。
短編ならしない場合もありますが、登場人物用のノートを作ります。
上記の異世界ファンタジーの地図も、ノートに書きます。
PCではなく、ノートです。
それもリングノートを使います。
主要キャラなら2ページぐらい、その他はそれぞれ1ページずつ使います。
これがあると、話を書いていて、ブレません。
それから、かなり気合いの入った話の場合は、登場人物用のノートの他に、各種設定用のノートも作ります。
こちらに置いている長州関連の話は、二次の「想」というシリーズから派生したオリジナル話ですが、「想」を書くまえに、登場人物用のノートと各種設定用のノートを作りました。
あのあたりの話は資料を二十冊以上必要とするので、でも、資料が二十冊を越えるとなかなか大変なので、整理する目的で各種設定用のノートを作ることにしました。
それでも、書くときには、近くに二十冊以上の資料を置いて、確認しながら書いていたりします……。