5年
まさか…。あり得ない…。司さんが俺を好きなんて。
「うそ…」
「うそじゃねぇよ。」
僕は…
「僕も…すきっ…です…。」
「なにも泣くこたぁねぇだろ。」
「ないてないっ!!」
「でもまあ、両想いだし、付き合うか。」
「え…。うん。」
「あれ?恋愛に時間使うくらいなら勉強するんじゃないっけ??」
からかうようにそう言われてむっとしたので
「あっそう。じゃあ、つきあわなくていいから。」
っていったら
「ごめんなさい。俺が悪かったです。」
て、謝ってきたから「うそ。僕も好きだもん。」ってデレてあげた。
そしたら、真っ赤になって「お前なぁーーーー………そうゆうのやめろ。」って頭をガシガシ掻いてた。意味わかんなくて僕が首をかしげた瞬間、視界が司さんの顔でいっぱいになった。
「え……。な…に?」
「お前が悪ぃんだぞ。ただでさえスウェットデカいのに、ちょっとこう、ムラッときてたのによ。」
「ぅひっ…ちょっとやめて…よ…」
スウェットの中に司さんの手が入ってきた。
「むり。」
「ねぇっ!!ちょぉッとぉ!!」
「やだ。」
「やめてってばぁっ!!」
「今さら無理だから。覚悟しろ。」
「なにをっ!!」
「何をって…。わかるだろ。セッ……」
「うあぁぁぁぁ!!ばぁーかっ!!」
「だからちょっと覚悟しろって。」
「なっ…ちょっ…!!触らないでよっ!!ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」
―――――
「もうさっ!!バカじゃないのっ!?ありえないっ!!初めての人相手に5回とか!ありえないっっ!!」
「ゴメンナサイ。」
「謝って許すとでも思ってんの!?もう、腰痛くて何もできないよっ!!1週間僕に触んないで。」
「ふぇぇぇぇ!!チューもだめ??」
「だめ。」
「そんなぁぁぁ!!」
END.