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eternity with・・・Bside・・・1

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一学期も終わりに近づいたが、夏休みの予定はというと結局は部活三昧でしかなかった。それに加え来年は受験だし、そろそろ準備も必要だろう・・・。

「千夏は夏休みどうするの?」

健二の言葉につい耳を傾けてしまう。

「あたし?バイトだよん!今年はライブハウスのバイト受かったからさ。タダで見られるんだし一石二鳥だもん。」

嬉しそうに答える彼女。

「どうせ部活でしょ、ケンちゃんは?」

健二の事をケンちゃんと彼女は呼ぶ。オレは変わらず樋杉くんでしかない・・・。

「まあな。あと一年もないし、引退までには優勝さらいたいからな。ま、樋杉も一緒だけど」

急にふられると言葉が出ない。

「あ・・・多少は休みあるみたいだけど・・・」
「いいなぁ・・・あたしほとんど休みないし・・・」

少し残念そうな彼女の横顔に見とれていると

「そういえば、花火大会の日は?ちょうどお盆だし休み取れるだろ?」
「その日なら休みだよ?」
「じゃあ、空けておけよ?行こうぜ?」
「うん!行く!」

自然にこぎつける健二が羨ましい・・・。っていうか、それにはオレも入っているんだろうか?

「樋杉も来るだろ?花火」
「行くよ!」

つい声が大きくなる。クスッと笑う彼女に自然に顔が紅くなる。

(やった・・・彼女と花火かぁ・・・)

彼女に会えないと思って憂鬱になっていた夏休みが一気に楽しみになってきた。