小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

黒の恋

INDEX|1ページ/2ページ|

次のページ
 
私はあの人が大好き!!! すぐ近所に住んでいるあのイキイキ
としたあのイケメンくんのことが!!! キャ〜!!! 言っちゃ
った〜!!!

 あの人も私のことを気にしているみたいで、私の姿を見ただけで、
すごくビックリして、焦っているの!!! かわいい〜!!!

 私も恥ずかしがり屋さんだから、そんなときはすぐに隠れちゃう
の。おそるおそる物陰からあの人の様子を見ていたんだけど、あの
人は私のことを必死に探していたの!!! うれし〜!!!

 そんな付き合いを長い間続けていたわ。 これが青春ね!!!



 ある日のことなんだけど、近所に一軒の赤いお家ができてたの。
「この不景気によくマイホームなんて持つなぁ……」なんて思いつ
つ、どんなのが住んでいるのかと、その家に近づいて見てみたの。

 私はそこでビックリしたの!!! なんと、私と同じ姿の絵がそ
のお家に描いてあったのよ!!! 間違いなく、あの人が私といっ
しょに住もうと思ってこっそり建ててくれたのよ!!!
 だけど、ふと不安に思ったことがあるの……。それは、このお家
は狭い平屋建てで、あの人といっしょに住むのは無理なんじゃない
かと思ったの……。
 うんうん、私とあの人との愛の力があれば、どんなところにだっ
ていっしょに住めるわ!!!



 さっそく、私はあの人の元に行ってみたの。もちろん、お家を用
意してくれたことにお礼を言うためよ!!!

 ちょうどあの人はベッドで寝ているところだったわ。何回見ても
飽きないかわいい寝顔!!!

 私は思い切って、あの人にキスしたわ!!! キャ〜!!!

 すると、あの人はすごい勢いで飛び起きたわ。私もビックリしち
ゃって、すぐにベッドから飛び降りたわ。私の姿を見た途端、あの
人は信じられないという表情で口をぱくぱくとしていたわ!!!
 私があの人のそんなかわいさにうっとりしていると、あの人はベ
ッドの近くのテーブルの上にある何かを手にしたわ。もしかしたら、
婚約指輪かしら!!!
 けど、あの人が手にしたのは婚約指輪じゃないようね。あれは何
かしら? 私に向かってすごい速さで向かって来るあれは……。

作品名:黒の恋 作家名:やまさん