長い夕やけ、海の下
私は、酔っているのかもしれない、といつも思う。
恋をしている
という『自分』に酔って溺れているのかもしれない。
昔から夢みがちで、漫画や小説が大好きで。
人よりも想像力は豊かなほうだ、と思っている。誠に傲慢にうつるかもしれない
が。
人間誰しも、自分に甘いナルシストだと私は思っているから
そのくらい、密かに思ってたっていいだろう、と。
いつもいつも、自分は酔っているんだ、そうおもって、
お酒の後にお水を飲むように、
火照った体と頭を醒まそうと、
いつもいつも、努力をする。
だけどもしかし、
それはまた『無駄な努力』、というなんともむなしい言葉となって自分に返って
くるわけだ。
そうなると、私はまたそれを一旦諦める。
そしてまた火照って、考えて、酔って、努力をして、
の無限ループに陥っている、今現在。
叶わない恋、とは皆こんなものなのでしょうか?
叶わない恋、というとずいぶんお綺麗な言葉だと思う。
叶わない恋ほど、ドロドロに汚れて、汚されて、醜いものは、ないと思うから。