学園を制し者 第六話
今年も多くの抽選漏れを出すことが心苦しいとかいう聖人のようなことをみー姉が言っていたようなきがする。
(……さっき、朱里が言ってたのはこのことだったのか)
メイド喫茶とは、少しありきたりだが被服部と料理部が合同でやるならかなりレベルの高いものになるかもしれない。
ちなみに朱里と遠堂は二人とも料理部だ。
「で、報酬は?」
「女の子の手料理だといっていだぞ」
「……ちゃっかりしてやがる」
朱里がしたり顔でピースしているのが頭の中にうかんだ。
「で、俺ら三人でいくのか?」
「あいにくだが俺にはほかにやることがある。お前と六車で言ってきてほしいのだが……」
「…………あれ? 健太は?」
「もう行ったぞ」
「はやッ!」
ソファーには取り残されたENが一冊とり残されていただけだった。
……エロのこと忘れてないか?
「お前もさっさと行ってきてくれ」
「あ、ああ……」
狭山にせかされて俺はも部室を出て調理室にむかうことにする。
ちなみに『月刊 捨て犬』はしっかりと回収しておいた。
作品名:学園を制し者 第六話 作家名:hirooger