起承転結は嘘っぱちじゃないのか?
具体的には?
いまから作りたいお話を、導入・本編・結末の三つに分けます。
そこに、5W1H を割り振ります。こんな感じですね。
導入
・when いつ
・where どこで
・who だれが
本編
・what なにを
・why なぜ
・how どのように
結末
・結局どうなった
分量的には、きっちり均等というワケにもいかない、という現実があって、
導入が二~三割、本編が五割前後、残りが結末、みたいな感じでしょうか。
「なにを」や「なぜ」とかを、導入部で提示する、というのもアリかとは思うのですが、
最初敵だと思っていたヤツの背後に、真の敵がいた、みたいな展開もあるので、
本編の分担として考えています。
例えば、以下のようなケースです。
・頻繁に仕様変更を指示する上司が敵だと思っていたら、その背後に顧客がいた → しょうがないよね
・作業期間が短い事が敵だと思っていたら、隣のヤツが足を引っ張っていた → どうしょうもないね
・リソースや機材が不足していると思っていたら、一番足りないのは自分のスキルだった → \(^o^)/
(この例は、実在の個人や団体とは、ちょっとしか関係がありません)
だらだらと導入部が長引く、というのは、書いてても、読んでてもツラい状況なので、
基本的な背景(「いつ」・「どこ」)と、主要人物の顔見せ(「だれ」)だけ提示して、
さっさと本編に突入してしまう、というのが吉なんじゃないでしょうか。
作品名:起承転結は嘘っぱちじゃないのか? 作家名:立早 文