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佐上 礫
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枯淡 3
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『そうか』
そういって、椿は今度はドアを開けて廊下へと出て行った。扉は一応、閉まっている。
「…さて、あと一問解いたら、寝ることにしようかな」
夜は、更けていく。
闇の中を練り歩く百鬼夜行の声を聞きながら、一は思考を切り替えた。
作品名:
枯淡 3
作家名:
佐上 礫