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Juno は きっと微笑んだ

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「わたしの家が、お隣でお花見をしてるところに ステファンさんが、たまたま、参加してるってことで いいんですね」
叔母がステファンさんに確かめていた。
「すんまへんなぁー それが1番ですわ、司祭が主催で宴会っちゅんのは笑われますよって・・」
「はぃはぃ、わかりました」
叔母もうれしそうにうなづいていた。
「ほな、そういうことで、たのんますわ、わて、これから出かけますよって・・」
巨漢を揺らしてゆっくり立ち上がって教会に戻るようだった。
「言いたい事だけ言って、行っちゃったって感じですね」
素直な感想を言うと、隼人さんも叔母さんも笑っていた。
「昔からですよ、ステファンさんは・・・」
小さい時からの1番の知り合いの聖子叔母さんが笑顔でだった。
「晴れるといいなぁー 来週も」
「隼人さん、大丈夫ですよ、俺って晴れ男ですから」
「おっ、頼りになるのか、それって・・」
「平気ですよ、いままで、小学6年生の時の運動会が1回だけ2時ごろに雨が降ってきただけですから・・それ以外の大事な日は晴れてましたから・・その1回だって、最後までできましたから・・」
「うーん、どうなんだ、それ・・頼りになるのか・・」
「はぃ、大丈夫ですって・・」
「うーん、うちの会社にテントってあったなぁ・・」
「あっ、信用しないんだからなぁー」
叔母が俺たちの話をうれしそうに聞いていた。
たしかに ステファンさんが言うように来週の日曜ならあの桜が満開になりそうだった。
子供の頃に、絶対登っちゃいけないって言われた大きな大きな桜の木だった。
その桜の下に 直美と麗華さんが立っていた。