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神崎
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140
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罪のない話(NL)
愛されなければと思った。
髪を撫で、身体を触り、瞳を見つめて「愛しているよ」と、いつだって優しく囁いてくれる先生が好きだった。
問う勇気は変わらず持てないまま、彼の白衣に身を寄せる。
隠された戸棚の奥、ずらりと並んだ空のホルマリン瓶。
全てのラベルには赤く私の名前が記されている。
ああ、
お題 『名前』『勇気』『赤』
作品名:
140
作家名:
神崎