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神崎
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140
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どうしようもない話(指定なし)
冷え切ったシーツに頬を寄せると、さらりとした布地の感触が肌に伝わった。
まるで何事もなかったかのようだ。
思わず口にした名前が醒めた空間に虚しく響く。
昨夜のそれとは別物だった。
まざまざと思い知らされる事実に、どうしたことか涙も出ない。
乾いた部屋には一人きり。
本当に、何事もなかったのだ。
お題 『一人』『布地』『名前』
作品名:
140
作家名:
神崎