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最強の足跡

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「先祖代々に伝わる秘剣、豪だ。残り三人だ。レナ、頼むよ。」
斎藤が倒した今、二人でかかればこの三人は倒せる。が、その時だ。さらなる増援が現れた。藤堂、鈴木、原田の三名だ。
6対2…、セイヤ達がこの上ないピンチに追い込まれている。レナも消費が激しく、閃はもう使えない。

黄色眼と六気だけで6人を睨みつけると、武田が司令塔となって、5人に指示を飛ばしていく。原田、藤堂、谷の三人がセイヤに切りかかる。
同時に、井上、鈴木がレナを襲う。
絶対のピンチの中、セイヤに異変が起きた。黄色く輝く目、黄色眼である。
横なぎに豪を飛ばすと、原田、藤堂、谷が吹き飛んだ。
レナは黄色眼からさらに六気を織り込み、こちらも、井上、鈴木を吹き飛ばした。
残るは武田一人だが、武田は逃げ出してしまった。

決着はセイヤ達の勝利に終わった。
仁義商会連合、通称仁商連はここに倒産した。
次に二人が向かったのはヤヘイ闘技場である。数々の戦いを経て、互いの力を確
かめようという話だ。
お互いに尊敬しあう二人。どちらが強いのか?仁商連を壊滅した二人の夢の対決
がヤヘイ闘技場をさらに熱狂させる。

「かの仁商連をたった二人で壊滅したコンビがこれからナンバーワンを決める、
時間無制限の一本試合を開始します。」
今回の実況は実にやる気が無い。二人はそれぞれの花道を通り抜け、歓声に包ま
れた。
試合前にレナが耳打ちする。
「あたしが勝ったらあなたは専業主夫だからね。」
「じゃあ俺が勝ったら?」
「あたしが専業主婦になるのかな?」
「どっちだっていい。幸せな家庭になるようにしたらいいさ。」
互いに距離を取った。
「睨み合いはどちらも引きません。さあ、ゴングが鳴りました!!」

Fin



作品名:最強の足跡 作家名:peacementhol