陰陽戦記TAKERU 後編
序章
武達の活躍で暗黒天帝の野望は打ち砕かれ世の中に再び平和が訪れた。
鬼による事件も全く無くなり人々の心から忘れられようとしていたある日の事……
夜の京都、雨天となったとある山中で突如謎の爆発事故が起こった。
そしてポッカリと開いた穴の中から4つの人影が表に出た。
『グゥゥ……』
獣のような低い声を出しながら雨粒の落てくる空を見上げる、
すると影の1つが忌々しそうに赤い目を吊り上げると天に向かって咆えた。
『グオオオオオッ!』
声の衝撃が激く自分達を中心とした地面が爆ぜ生えていた木々がへし折れて薙ぎ倒された。
そして空を覆っていた雨雲はチリジリに吹き飛び輝く星空が現れた。
影達は晴れた空に飛び上がり何処かに飛び去って行った。
作品名:陰陽戦記TAKERU 後編 作家名:kazuyuki