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白瀧シラタキ
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ささのはさらさら
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あの夕暮れには、ずっとはいられない。
夕陽はやがて沈んで、夜がきて、新しい朝が来る。
七夕の夜が明けたとき、俺は勇作に笑って言うだろう。
「うまくやったな、おめでとう」と。
明日、笑ってそう言えるように、しっかりと泣いておこう。
俺は大きな大きな笹を見上げて、慰められるようにSハクから肩をぽんぽんと叩かれながら、涙を零していた。
作品名:
ささのはさらさら
作家名:
白瀧シラタキ