初めてのクリスマス
「そうだよね。今日は年に一度のクリスマスだもん!いつもならともかく、ボクらも今日ばっかりは、いつまでもたろちゃんの相手してられないからね。ね、秋生ちゃん。」
「はいです!」
「お父さんと朝までいっしょ、たのしみだねー!」
「はい。朝までいっしょのベッドです!」
「……クリスマス爆発しろ!!!!」
「こら!たろちゃん!汚い言葉は覚えない/使わない!たろちゃんがいつもボクらに言ってることだろ!!!」
世間に向かって呪詛をつぶやくぼくの頭上に、ハルちゃんの拳骨が落ちてきた。
end.