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「きゃー、たすけてー」
今日も街のどこかで聞こえる叫び声。
「待ちなさいッ！乱暴はらめぇ・・・・・・・・・・・」
走って駆け付ければそこには今にも襲われそうな怪人と、ステッキをヌンチャクのように振り回す、魔法少女りりかるうぃっちの姿があった。
「・・・・・・・・・・・・・その、なんかごめんなさい」
結果私は見なかったことにしてその場を立ち去っ「させるかよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ！」
「ひぃいいぃぃぃいいッ、ごめんなさいッ！まさかりりかるうぃっちさんがいるとは思わなかったんですぅ！」

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この街には絶対に守らないといけないルールが三つある。
ひとつ、魔法少女の邪魔するべからず
ふたつ、駅前のラーメン屋をまずいというべからず
みっつ、自分の身は自分で守るべし
そして私は、今、まさに一つ目のルールを破ってしまうかもしれない。
魔法少女りりかるうぃっち。本名：篠崎ゆりあ。松成高校二年生。十七歳のくせに魔法少女。そして、この街の最大危険人物。いつから存在し始めたのか謎に包まれている。噂によれば、江戸時代から存在するとも言われている。一説にはこの街の守護をつかさどる神様とも囁かれてる。その割には、この街で起きる騒動の三割が彼女が原因であるとも言える。残りの七割は・・・・・まぁ追々説明するとしよう。私がこの先生きのこれたら。

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