感情の切断
作品設定
<主な登場人物>
○トリス・フォート
物語の主人公。
歳は現在19。性別は女。
いつも硬い表情と長身のせいか、よく男性に間違えられる。
昔からずっと体を鍛えているため、そのへんの男より頼りになる。
○モニカ・ウィッティン
トリスの親友。お姉さん的存在。
歳は当時15。享年17歳。
いつも絵を描いていた。
トリスの兄とは腐れ縁的関係。
とある戦争に巻き込まれ、そのままあっけなく亡くなってしまった。
○ロレンス・ウィルトン
トリスの生き別れの兄。
歳は当時14。
昔から不可解な言動ばかりをしていた。
トリスには異様に優しい。
しかし、16歳のときに失踪してからというもの行方不明。
○ルイス・テニ・ロマリア
後にトリスと出会うことになる青年。
歳は22。
言動や物腰は荒々しいが、基本凄く優しい。
トリスにとってどこか懐かしい雰囲気を漂わせる。
ただ、少し病弱なために戦闘にはあまり向いていない。
<あらすじ>
ヨーロッパ中世の時代。
北欧北海帝国最盛期の頃。
デンマークで一人の少女が、惨状を見た。
いつまでも一緒だと思っていた人間との別れ―
止まらない憎しみ―
そして少女は、人格を変えてしまった。
ヨーロッパ全土を駆け巡り、人を斃す。
誰がなんと言おうと、止まらない。
…止められない。
溢れ出る感情―
「憎い」「悲しい」「恨めしい」…
限界に達した彼女は、ひとつの解決策を見出した。
それは、『感情を、切断すること』・・・