CROSS 第8話 『758革命』
《用語・設定などの説明》
・『758革命』(出来事)(『文々。新聞』の記事より引用)
山口隊長(当時)を先頭にCROSSが、自分たちの世界を変えるために起こした革命。「門戸開放」が趣旨で、この世界を開かれた世界にすることが目的であるという。しかし、CROSSの要求は「門戸開放」だけでなく、自分たちの権益を大幅に増やすという要求もあった。脅しにより全ての要求が通った。
政府や警察や自衛隊だけでなく、民間人にも被害が出てることから、一部の異次元世界から批難の声が上がっている。さらに、山口氏に射殺された村山氏の推薦者の一人であった幻想共和国の博麗神社の霊夢氏は激怒し、CROSSを鎮圧するための部隊を山口氏の世界に送ることを評議会に提案したが、内政干渉だとして紅魔館のスカーレット氏らが強く反発し、提案は却下された。
・『香霖堂』(企業)
幻想共和国の大手小売店で、異次元中に支店がある。『第758号世界』の名古屋ににオープンした支店には、連日、大勢の人々が詰めかけ、758革命で東京が大混乱に陥っている最中もショッピングを楽しんでいた。
この支店には他の世界の商品が多いが、日本の法律に違反する物もあったため、日本政府に指導を受けたりしていたが、758革命の後は、特に何も処分を受けなくなった。
・『SAT』(部隊)
警察の特殊部隊で、CROSSがやりあったのは警視庁に所属する部隊であった。元々、飛行機のハイジャック対策としての部隊だったためか、局地防衛には向かず、警視庁のSATは、この戦闘でほとんどが戦死した。
・『強化ウラニウム弾』(兵器)
大日本帝国連邦軍で広く使われている艦砲用の砲弾。半径100メートルを炎の海にする威力。核砲弾の一種で、小型の核兵器である。
放射能を撒き散らしたり、爆風の威力がすごいので、付近に住民がいる市街地で使うのは危険なのだが、CROSSは気にしない……。放射能の影響で、奇形児が生まれちゃったりしたらしいが、CROSSは気にしない……。
今回の758革命の際には2発使用し、いい具合の成果を上げた。
・『要求書の内容』(文書)
この世界の市場開放の他、CROSSに拒否権や土地収用権などの権利を認めるなどの要求があった。当然だが、平和的にこの要求を認めてもらえるはずは無く、CROSSが758革命を実行する理由の1つとなった。
758革命により、これらの要求は「超法規的措置」としてすべて認められた。これにより、日本の実質的な支配者はCROSSとなったのである。
・『村山』(人物)
CROSSの隊長の座をめぐって、山口と争った女性。家は資産家で、南麻布の高級住宅街に実家がある。指導力があり優秀で美人のため、当選が確実視されていたが、「不思議なこと」が起こり、山口が当選してしまった。そして、彼女の周りにいた人間は、山口側に寝返った。そして、758革命の際、山口に射殺された。
第6話で、山口の夢の中に現れた女性は村山である。
作品名:CROSS 第8話 『758革命』 作家名:やまさん