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大橋零人
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冷たい夜
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その日からパッタリと声は聞こえなくなった。
幽霊の呪いなんて無かった。俺を呪っていたの俺自身だった。
今にして思えば、なんで罪悪感なんて覚えていたのかすら分からない。本当に愚かで無意味な夜を過ごしていた。
今夜も俺は眠りにつく。明日を生きるために。
静かで、冷たい夜の中で。
作品名:
冷たい夜
作家名:
大橋零人