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文殊(もんじゅ)
文殊(もんじゅ)
novelistID. 635
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とある学校の委員会は!

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「知るか、お前も勝手に抜ければよかっただろ」
身に付けたスルースキルでも、さすがに耐えきれなくなったようである。
顔を青くしながらうらめしそうに言う朝倉を、額田は軽く手で払う。
「なんか、あの中にいたら凍るよ、マジで!」
「先輩、奈緒美の飲み物を取ってきてください」
「おいこら、自分で取ってこい」
悲惨さを訴える朝倉を使おうとする奈緒美の頭に、額田の軽いチョップという制裁が入る。


「三人とも、何してるんです」
声のした方を向けば、怒りきってすっきりしたのかまた穏やかな表情に戻っている水野が立っている。
「あ、ママ―」
「はい?」
奈緒美が聞こえるか聞こえないかくらいの声でからかうと、朝倉が噴き出す。
訝しげに見てくる水野に対して、「何でもないです」と額田が言いながら階段を下りる。


「それより、パパは大丈夫っすか」


額田の一言に固まった水野を見て笑う朝倉が、次のターゲットにされた。
なんだかんだと言いながら、生徒会も結構なメンバーである。