沼池主の日常
靄のかかった沼のような池の中。
甲高い声で目がさめた。
「はい、あたしの勝ちィ」「あっあっ、ズルい姉さん、今ズルしたぁ」
「だから今のは無しだよ」「きゃっははははは、なんとでも言え!・・・あ痛い」
「ズルは駄目でしょう。いけませんよ」「だからってぶつな、かわいい妹を!」
「うそだーぁ、ズルをするお姉ちゃんだもの」「かわいくないよーぅ」
「うるさぁぁぁぁい、お黙り!」「わぁ、おねぇが怒ったー」「ぶさいくー」
「あはははははは」「きゃはははははははは」
・・・・・・・うるさい・・・・・・・
腹が立ったので、二度寝しようと決めた。
しかし。
「おやぁ?おはようございます、なまずサン」
目の前に、毎日のように見る何を考えてるのか分からない顔が、にゅっと出てきた。
すぐさま目を閉じる。
「狸寝入りはよしてくださいよ、大人気ない」
無視。
「なまずサァーン、もうお日様が出てる時間ですよ?」
無視。徹底無視。
「・・・・・・仕方がないなぁ」
よし。
「おーい、なまずサンが起きないんだけど、誰か叩き起こしてくれる者はいないかい?」
一瞬にして起きた。
冗談ではない。朝からあんなキィキィ声を聞いてうんざりしているのに、これ以上近く
に寄って騒がれてたまるか。
頼むからもう近くによるな。うるさい。
「なまずさま、おはようございます!」「ちょっと聞いてくださいよ、このぶっさい妹がね」
「朝からそんな話しなくてもいいでしょおねぇ」「ちょっと、ぶさいって誰のこと?」
「今日はずいぶんゆっくりされてたんですねぇ」「ばっか、お疲れになってたのよ」
「あ、そっかぁ」「すごいねぇ、お姉ちゃん」「ふふん、さぁもっと誉めなさい」
・・・・・・・・・・・・・・うるさい・・・・・・・・・・・・
甲高い声で目がさめた。
「はい、あたしの勝ちィ」「あっあっ、ズルい姉さん、今ズルしたぁ」
「だから今のは無しだよ」「きゃっははははは、なんとでも言え!・・・あ痛い」
「ズルは駄目でしょう。いけませんよ」「だからってぶつな、かわいい妹を!」
「うそだーぁ、ズルをするお姉ちゃんだもの」「かわいくないよーぅ」
「うるさぁぁぁぁい、お黙り!」「わぁ、おねぇが怒ったー」「ぶさいくー」
「あはははははは」「きゃはははははははは」
・・・・・・・うるさい・・・・・・・
腹が立ったので、二度寝しようと決めた。
しかし。
「おやぁ?おはようございます、なまずサン」
目の前に、毎日のように見る何を考えてるのか分からない顔が、にゅっと出てきた。
すぐさま目を閉じる。
「狸寝入りはよしてくださいよ、大人気ない」
無視。
「なまずサァーン、もうお日様が出てる時間ですよ?」
無視。徹底無視。
「・・・・・・仕方がないなぁ」
よし。
「おーい、なまずサンが起きないんだけど、誰か叩き起こしてくれる者はいないかい?」
一瞬にして起きた。
冗談ではない。朝からあんなキィキィ声を聞いてうんざりしているのに、これ以上近く
に寄って騒がれてたまるか。
頼むからもう近くによるな。うるさい。
「なまずさま、おはようございます!」「ちょっと聞いてくださいよ、このぶっさい妹がね」
「朝からそんな話しなくてもいいでしょおねぇ」「ちょっと、ぶさいって誰のこと?」
「今日はずいぶんゆっくりされてたんですねぇ」「ばっか、お疲れになってたのよ」
「あ、そっかぁ」「すごいねぇ、お姉ちゃん」「ふふん、さぁもっと誉めなさい」
・・・・・・・・・・・・・・うるさい・・・・・・・・・・・・