銀髪のアルシェ(2)~少女天使~
「どういう根拠だよ。」
リュミエルが苦笑した。
「じゃあ、さっきの「叩かれたい子は私の前にひざまずきなさーい」ってのも?」
「大天使様が、考えてくれたの。」
アルシェが目に手をやった。
「圭一君、親として君の教育が必要だよ。」
圭一が真剣な顔でうなずいて、少女キャトルに言った。
「大天使様の教えをちゃんと守らなくちゃいけないよ。」
「はい、パパ!」
「ちがーう!」
アルシェとリュミエルが思わず叫んだ。
(終)
作品名:銀髪のアルシェ(2)~少女天使~ 作家名:ラベンダー