アオイホノオ―終末戦争―
“平穏”な世界儚くも消え去り、世界は“奴ら”との戦争下にあった。
『Extraterrestrial Livingbugs』
“奴ら”は世界同時襲撃の後にそう命名され、この戦いの主敵性勢力となった。これと同時に各国の軍隊は国連軍の指揮下となり効率よく運用されることとなる。そしてこの四年間の戦いで人類は総数の4分の1と多くの領土を失う。今はこの戦争は膠着状態にあったが予断は許さない状況だ。
人類は疲弊し始めていた。敵の圧倒的な物量に耐えるにも限界が生じ始めていたのだ。
しかし、この長い戦争はいつまで続くのかは誰も知る由はなかった。
生き残る為に戦うだけの先が見えない真っ暗な世界に変貌しているのだ、終わりを知ろうとする事などもしかしたら無意味なのかもしれない。
だが、それでも人類は戦い続ける。
―――ただ“生き残る為”だけに
作品名:アオイホノオ―終末戦争― 作家名:ますら・お