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藤和 華蘭
藤和 華蘭
novelistID. 16853
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やはり・・・大好きなのです!!

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「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

蒼斗は何故ココにいるのかが分からなかった・・・。

何故・・・何故・・・

「机に向かわされているのだろう??」

蒼斗は周りの人には聴こえないような小さい声でつぶやいた。

今、蒼斗の目の前には鉛筆と消しゴムが置かれている。

「さて、みなさぁん!!いいですか??一回しか言わないのでよく聞いてくださいね!!」

先生が元気に言ってきた(ココでは、歌のおねえさんの言い方を想像しよう!!)

「執事は主人とのコミュニケーションを取る事、そして主人の学力を管理しなければいけません。」

そういいながら、今度はプリントを一人一人に配り始めた。

「と言う訳で・・・皆さんは家の方又は主人と連絡を取るための携帯電話を持っていますね。」

「「「「「「は~~~~い」」」」」」

と数人が答えた。

「では、皆さんが仕えている家の学園にいる人の学年と同じレベルの英語の問題を用意しました。もちろん、それぞれの主人にメールや電話で答えを聞いても構いません。しかし、制限時間は60分・100問中80問以上が合格!!もし・・・80点以下ならば・・・」

先生は、バッ!!と外にあるジェットコースターを指した。

「あれに乗ってもらいます!!慎重制限については布団でもつめてもらいましょう!!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・。

罰は以外と重かった!!!
てか、怪我でもしたらどう責任とるつもりだろうか??

勿論と言えば・・・勿論だが・・・蒼斗は青ざめている。

(どうしよう!!洵様にたよって・・・でも・・・もし・・・80点以下だったら・・・。)

・・・・・・・。

まぁ・・・とりあえずと、蒼斗は携帯を取り出し・・・今まで一回も自分からかけた事のない人の電話番号を表示させた・・・流石に・・・緊張する・・・今はちょうど休憩の時間だから携帯を撮ってくれる確立は高い・・・。


プルルルルル・・プルルルル・・・・ガチャッ

『??どうした??蒼斗??』

(とってくれた!!)

電話の相手・・・洵はこの時間帯に蒼斗から電話・・・・というか蒼斗からのでんわが珍しいので不思議そうな風にしている。

「あっ!!あのですね洵様・・・。」
『うん??』
「あのっ、今高等部2年の英語の問題を解いているのですが・・・・。」
『・・・??高等部2年?英語??・・・・・今日は遠足ではなかったのか??」

洵から質問がくる。

「えっと・・・え~と・・・・。」

蒼斗どこから説明をすればいいか分からない・・・・。

オロオロオロオロオロオロ・・・

「どうしたの??蒼斗君。」

先生がオロオロしている蒼斗を見て話しかけてくれた。

『おっ?先生いるのか??』

洵にも先生の声が聞こえたらしく話しかけた。

「はい。」

とりあえず、蒼斗は洵に返事をする。

『そうか・・・じゃぁ、先生に電話を代わってもらえるか?』

「はい・・・。」
 
蒼斗は、返事をして先生に電話をだした。

「先生、主人が先生に代わってほしいと・・・・。」

「?いいわよ??」

先生は首をかしげながら蒼斗から電話を受取った。

「はい・・・はい・・・う~~ん・・・じゃぁ、それでいいわ・・・はい。」

1分ぐらい話していただろうか?先生はいきなり通話終了ボタンを押した。

「あっ」
「ふぅ~~・・・もぅ!蒼斗君は外に出てもいいわよ!!」
「えっ?」

(外に・・・出てもいい??・・・外に・・・出ろ??もしかして!!ジェットコースターに乗れと!?)
覚悟を!!覚悟を決めなければ!!

蒼斗が・・・そのように・・・思っている・・・のだが・・・

「今から洵君がここに来るらしいわよ。だから、仕えてきなさい。」
「えっと・・・・。」

はい?

「今、仕える人がいないから・・・と説明したら・・・じゃぁ、仕える人がいればいいのですね。って、高速で来るらしいわ・・・・30分くらいかしら??」

先生が残念そうに答える。

「もう、あなたの主人は過保護って言うか・・・なんだかねぇ・・・。でも・・・・・・・」

先生はふわっと微笑んで蒼斗の頭をなでた。

「でも、ご主人様に愛されているというのは悪くないわよね。」