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　学校に着くと、女の子が裸で倒れていた。そして、意味不明にも笑っている男どもがいた。そんな横を横切るだけで、彼は心苦しくなる人だった。それが、彼だった。
　そんな彼は、だからといって声を上げることができなかった。そんな彼は、自分を何より嫌うようになっていた。そんな彼を励ましてあげたくて、でも、それができなくて私は自分を嫌いになった。