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かいごさぶらい
かいごさぶらい
novelistID. 16488
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かい<上>ただひたすら母にさぶらう

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「うん、ちゃんと、言う~たよっ!」

「やっぱり、にいちゃんにゆ~て、よかったわ~」

「お袋ちゃん、あんなあ~、知らん人が勝手に入ってきて、何~んも怖ないんか~」

「こわいっー!、なんでこわいのん?、ここは、うちのイエやでぇー」まあ~、そういう意味で聞いたのではないのだが。(お袋ちゃん、腹座っとるなー)。




「いけへん、ねむたいゆーてるやろっ!」

2005/4/28(木) 午後 0:36
某月某日 そろそろ、母を起こして、デイに送り出す準備の時間だ。さっき母が、何時ものように。「おかあさ~ん、もう、おきてもよろしいか?」と言っていたから、天気も良いし、さぞやご機嫌で。

「お袋ちゃん、さあー、起きよか~?」と布団をめくると。

「きょうはしんどいねん、いややー」

「そやけど、さっき、起きても、え~かー、言うて、言うとったやんかあ」

「そんなこと、ゆーてへんわ!」そりゃそうだ。(さっきは、もう過去やもんなー)。

「温いお湯で顔洗うたら気持ちえ~よ、起きて、はよ、顔洗お~な、おしっこもいかなあかんしぃ」

「おしっこ、でーへん!、かおあらいたないっ!」(わーっ、何時もハッキリしてるわー)心中感心する私だ。

「そんなこと、言う~たらあかん。お袋ちゃんの好きな学校行く時間に遅れるでぇ!」

「びょうきやゆーてるやろっ!がっこうなんか、いったことないわっ!」こんな会話をしながら、なおも、私が、母の毛布を取ろうとすると、母は激しく抵抗。私の頭や腕を。

「なにすんの、いやや、ゆーてるやろーっ!」と言いながら、か細い手で叩き始める。

「なにすんのん、痛いやんか~!」と私。

「はよ、かぶしてっ!、そんなことしたら、タタくでー、もうー!」と母。

「分かった、わかった、ほな、もうちょっと寝ときぃ~、え~天気で、青天やのになー!」

「なにが、あおてんや、はよ、かぶしんかいな!」少し、時間を置くしかない。慌てると、事態は益々悪くなる。私の経験則がそう言っているのだ。デイに送り出す、ギリギリの時間を見計らって。

「さあ~、お袋ちゃん、起きるよう~、おしっこ行こうか?」

「いけへん、ねむたいゆーてるやろっ!」と、一喝された。今日は、手強い。(まあ~流れるままに、、、)。