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携帯彼氏4

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「は、はい…………ウェイターというお仕事は、ああいう事をなさるのですか。携帯電話ではしたことがなくて」
「当たり前だ!あ、その、こほん。次からは自分でやってみろ」
「はいっ!とても勉強になりました!メモリに記憶いたしました!」

腹が立つことに、ヒロは携帯としちゃあ優秀なのがわかった。
奴は次に誰かが飲み物を頼んだ時に、俺がやった様に運んだのだ。当然、運ばれたテーブルからは女の黄色い悲鳴が上がり、次から次へと奴は呼ばれ、その度に女達の目をハートマークに変え、アコを笑顔にさせ、俺をむしゃくしゃさせた。
携帯が人間になっても、なんの特もない。というか、商売の邪魔になるなんて思わなかったぞ! 

 
 
   
作品名:携帯彼氏4 作家名:銀野