ペンギンと暮らす
■あとがき■
「なんとまぁよくわからない話だな。」
「思いのままに書き上げたものです。」
「思いのままに、ねぇ。」
「てゆうか僕がペンギンの彼女欲しいですよね。」
「そういう思い?!」
「好きなんですよね、ペンギン。アデリーペンギンのあの平面さといったら堪らないですよ。僕が書いた落書きみたいな顔してますよ。」
「知らねーよ!」
「ちなみに作中の彼はマゼランペンギンです。」
「どうでもいいし!」
「ちなみに蛙や爬虫類なんかも好きです。」
「それを知って俺にどうしろと?!」
「ひとつ心残りは、わざわざ図書館行ってペンギンの生態の本借りて鳥類図鑑コピーまでしたのに、その内容が全く生かされてないことですね。」
「わかってんじゃねぇか。」
「まぁ十二分に和んだので良いんですけど。」
「良いのかよ!」
「……ツッコミが雑じゃないですか?今日。」
「そんなこと気にしてんなよ!推敲しろ!!」
「ペンギンも可愛いですが、この女の子も結構かわいいと思いません?」
「ペットを彼氏に見立てるような女はなぁ。」
「牧歌的なかんじでいいじゃないですか、ぬいぐるみに名前をつけるようなものですよ。」
「……なんか違う気がするな。」
「それにペットじゃないです、同居人ですー。」
「そもそもがファンタジー!」
「また思いつき大喜利か。」
「あっ、ひとつ思いつきました。相槌打ってくださいよ。」
「え、わかった。」
「思いつき大喜利とかけまして、ゆうこりんと解きます。」
「その心は?」
「全て計算。」
〈完!〉