デス・スイーツ ハロウィンの連続殺人
ババロア
「そういや最初の被害者誰だっけ?」
「ガロード・リンさんとその家族ですね。初老の男です。職業はハーバート大で教授をやっていました」
「ガロードさんいい人だった。僕に初めて遊具をくれた」
「ボブ……」
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ちっ
しくじった
まさかあのチビに見られているとはやばいが
とにかく処分できた
グラバーは殺せた
次はホーク司祭だ
クククククククク
アハハハハハハハハ
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「教会に行こう 日曜日は教会に行くのが決まりだよな」
「そうですね」
「行くのか?」
「行くに決まってんだろボブ」
「わかった」
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「天におわしますわれらの神よ 願わくば……」
「すいません 聖書がないので貸していただけますか?」
「ジャンさんシスターに手を差し伸べたりしたら…」
「何だ!!!!!」
「いっ?!!」
「聖書?そこまで信仰心がないのか?お前らは」
「私持ってるわ」
「僕も」
「えっ俺だけ!?」
「おまえはこっちへ来い」
「死ぬなよ~」
「えっ?銃?」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
「ちょっ 撃つなよ!!!!!!!!」
「うるさい 神への冒涜は許さん!」
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「ボブ君ここの名物は?」
「ババロア」
「食べに行こうよ」
「ババロアなら」
「ちょっ お前ら俺を置いていくなぁぁぁぁ」
「待てお前の罪をざんげしろ!!!!!」
「ひぃぃぃぃ」
作品名:デス・スイーツ ハロウィンの連続殺人 作家名:夢轍