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朧木君の非日常生活(3)
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「だって、ここは小説の中なんだから必ず神隠しに会うんだからね」
返せよ。
今までの雰囲気返せよ。
ちょっとシリアスな雰囲気になったのに。
返せよ、お前。
「朧木くん、小説って何?」
いいんだ、鬼火ちゃん。君は何も知らなくていいんだ。
君の存在は嘘偽りない存在なんだから。
「それじゃ朧木くん、また明日の夜に再会しようじゃないか」
――俺たちは明日、神隠しに会いに行く。
つづく
作品名:
朧木君の非日常生活(3)
作家名:
たし