小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

朧木君の非日常生活

INDEX|1ページ/2ページ|

次のページ
 
朧議君の非日常生活 鬼編



俺、朧木真夜は特に意味もなく毎日を過ごしていた。
特にこれといってしたいこともなく、だらだらと過す毎日。
そう、結局はニートなだけだ。
そんな俺は、平凡な毎日の中の今日、3つのミスを犯した。
人生を左右するミス。
他人から見たら分からないようなミス。
あまり滑稽で狡猾だ。

1つ目は、真夜中の2時にコンビニに出掛けたこと。無論、ニートだから夜中に
コンビニなんてよくあることだが、今日この時間にコンビニに出掛けたという事
実がミスなのだ。


2つ目は、白いワンピースを着た黒髪ロングの女の子に目をやってしまったこと。

だって、真夜中の2時に白いワンピースを着た女の子がいたら見るでしょ?
いつもは誰もいない横断歩道にだよ?
それから出会いに発展するかも知れないじゃないか。
この発想、あまりに滑稽ですけどね。
てか、気になるじゃないか、幽霊かもしれないし。幽霊との恋なんてアニメだけ
ですよ?
・・・・・・・・・話を戻しましょう。

3つ目が重要となってくるんだな、これが。
3つ目のミス、それは・・・・・・
女の子に話かけてしまったこと。
話が戻ったか分からないけど、これが最大のミス。
出会いという罠にはまってしまった俺のミス。
ある一種の出会い。ある一首との出会い。
なぜこの3つがミスか…女の子は人ではなかったから。
幽霊でもなく、人でもなかったから。
人ではない何か。
幽霊でもない誰か。

俺の視界に入った少女は血塗られていた。
顔も、真っ白なワンピースの正面も。
その目さえも血塗られていた。深紅に染まった瞳をしていたのだ。

俺が犯したミスはこの3つ。
な? ミスだろ?
この上ないミス。最強で最大のミス。

そして今に至るのだ。

作品名:朧木君の非日常生活 作家名:たし