BSS 前書き(ref1)
まだ出そろっていないのに
もともとこのシリーズはもっと登場人物は死んでいるはずだった。このシリーズの中では、僕はこの時出せる最高の文章力で、100編の暗い話を書き終える予定であった。
それが現在ではこの通りである。まだ完結していない段階とはいえ、僕の予想を超えて人は死なない。登場人物に対する愛着は当然あるが、それ以上に、シリーズの中で構成をしていく間に作者自身にも何らかの心理変化があったものだろうが、自身では認識できない。
ただ、世の中にブラックな現実もフィクションも沢山あるが、そういうものの中にある「ただ人が死んでいるだけ」の話は避けている。また、ただ悲しいだけの話も避けている。これは最初から頭の中にあった。
それでは、まだまだ出そろっていない状況ではあるが、ブラックショートショートの前書きを送る。書き終わったとき、あとがきを送る予定である。
楽しみにせずお待ちいただきたい。本当の意味でも「楽しい」話ではないが。
作品名:BSS 前書き(ref1) 作家名:フレンドボーイ42