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フレンドボーイ42
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BSS34 くまさんとたたかうはなし

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あるひ、もりのなか、くまさんに、であった、っていうなら「もりのくまさん」そのままのはなしだけど、このおはなしにでてくるくまさんは、もりじゃなくてまちにでたんだよ。そして、このくまさんはうたのなかででてくるようなやさしいやさしいくまさんじゃなくて、とてもおこりっぽくて、こわくてこわくて、ひとにひどいことをしていたんだ。
 このくまさんはもともとはちかくにある、ほら、あのやまみえるかな?あのやまにすんでいたんだけどね、きゅうにまちにおりてきてね、まちをあるいているひとをこうげきしはじめたんだ。あいすやちょこれーとをとられたりしてね、もうほんとうにたいへんだったんだよ。それでね、みんながね、このままじゃあくまさんがいろいろなところにやってきて、おおきなおおきなわるいことをするんじゃないかって、しんぱいしだしたんだ。
 くまさんをつかまえようとどうぶつえんのおじさんたちをよぼうとおもっても、ざんねんながらこのあたりにはどうぶつえんはなかったんだ。だけど、くまさんをとめないとあぶなくてあぶなくてしかたないから、まちのおまわりさんたちが、ちからをあわせてなんとかしようと、けいぼうをもって、ぴすとるももって、くまさんとたたかおうとしたんだよ。
 ところがくまさんも、あたまがいいから、ひとのおおいところをいくんだね。そうしたらおまわりさんもじゅうでうつのをなるべくやめるよね。ちかくのおじさんとか、おねえさんをうっちゃうこともあってあぶないあぶない、ってなるものね。
 おまわりさんはなんとかしてひとをみんないえのなかにはいるようにいったんだけど、なかにはおうちがないひともいるよね、だからそういうひとにはなるべくできるかぎりとおくにいってもらって、くまさんとたたかえるたいせいをつくりだしたんだ。
 くまさんはつよかった。ぴすとるでなんはつうたれてもうごきつづけたんだ。でもおまわりさんもがんばってがんばって、どうにかこうにかくまさんをやっつけたんだ。
 おかげでまちはへいわになったよ。めでたしめでたし。