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陰陽戦記TAKERU 前編

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 それから数日後、俺は加奈葉と供に風祭神社を訪れた。その訳は……
「武様、加奈葉様、おかえりなさい」
 そこにいたのは巫女服に身を包んだ美和さんだった。
 実は美和さんはこの神社でアルバイトをする事になった。
 よく見ると神社の壁にアルバイト募集の張り紙が張られていた。
 この前までバイトで入っていた巫女さんが辞めてしまったらしい、
「もうすぐ終わりですから待ってて下さいね」
 今日は美和さんの初給与日で香穂ちゃんを連れてどこかに食事に行こうと約束をしたのだった。
 ちなみに俺も今日は給料日、後で取りに行かないとな、
「ただいまー」
 おあつらえ向きに香穂ちゃんが帰ってきた、
「ごめん、待った?」
「いや、俺らも今日来たところだから」
「良かった、友達と遊んでたから」
 あれ以来香穂ちゃんは明るくなった。
 あの後ジョンの亡骸が眠っている墓で香穂ちゃんは一生懸命生きると誓った。
 ちなみにジョンの墓はこの神社の近くの雑木林にある。
「カバン置いてくるからちょっと待っててね」
「私も着替えてきます」
 美和さんと香穂ちゃんは事務所に入っていった。
「良かったね、香穂ちゃん元気になって……」
「まだだよ、もっと元気になってもらわなきゃな」
 俺は鼻で笑って数分後、仕度を終えた2人がやって来た。
「お待たせしました」
「それじゃあ出かけようか」
俺達4人は仲良く神社を出た。
 すると背後から不思議な気配を感じて振り向くとそこにはあのジョンがいた。
「なっ……」
 俺は信じられなくなって目蓋を擦るとそこには何も無かった。
「何よ? どうしたの?」
 数メートルほど先で加奈葉が叫ぶ、美和さんも不思議そうに見ている、って事は見間違いか……
「……いや、なんでもねぇ」
俺は首を横に振ると駆け足で美和さん達に駆け寄った。