小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

私のやんごとなき王子様

INDEX|35ページ/35ページ|

前のページ
 

 家に帰った私は、自室で提出用紙と睨みあっていた。
 明日の朝までに提出しなければならないという事は、実質今晩が期限のようなものだ。

「ふーーっ」

 ひとつ大きく息を吐いた。

 私みたいな大した取り柄もないような人間に、みんなが優しい言葉をかけてくれた事に、心から感謝している。
 その中でも一番私の心に響いたのは――あの人。

 うん。
 決めた

私は――

A 風名君と一緒に舞台に立ちたい    著者投稿作品一覧から「風名編」へ
B 潤君と一緒に舞台に立ちたい     著者投稿作品一覧から「風名編」へ
C 土屋君の大道具の手伝いがしたい   著者投稿作品一覧から「風名編」へ
D 利根君と一緒に小道具が作りたい   著者投稿作品一覧から「風名編」へ
E 三島君と一緒に実行委員に入りたい  著者投稿作品一覧から「風名編」へ
F 真壁先生のお手伝いがしたい     著者投稿作品一覧から「風名編」へ
G 鬼頭先生に付き合ってあげてもいい  著者投稿作品一覧から「風名編」へ

 うん。
 やっぱり私はあの人と一緒に、最後の演劇祭に参加したい。

 ペンを握ると私は、思いを込めて用紙に記入した。

 書き上がった用紙を見ると、どこまでも頑張ろうという気持ちがムクムクと湧き上がってくる。
 鞄に用紙を入れると、一つ大きく伸びをして――。


 明後日からの合宿に、私は淡く思いを馳せた。

※順次、キャラクター毎にアップしていきます。