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novelistID. 1362
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盲いた男
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終戦から五年ばかりが経った、冬の日のことである。新聞に、戦地から引き上げたある男が癲狂院に送られたという、小さな記事が載った。男は自宅の庭で、朽ちて倒れた桜の木にもたれて女物の古い煤けた桜重ねの衣を肩に羽織り、骨壷を抱えて笑っていたという。
南方で全滅した部隊の生き残りであり、空襲で妻を亡くしたその男は、独りきりで残されたことに耐え切れなかったのだろうと人は噂した。
作品名:
盲いた男
作家名:
みらい