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novelistID. 1362
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いお夜話
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そうして娘がうなずくと、彼はもとの姿に戻った。彼は『神の魚』だった。娘は河の神に祈りをささげて彼を食らい、銀の鱗と水の中でも呼吸のできる身体をさずけられた。
さて、『神の魚』である娘が川へと身を踊らせると、娘の鱗の一枚が剥がれ、それが再び彼となった。彼はもはや完全な『神の魚』であって、娘を孕ませることができた。
それで二人は子を成したが、そののち河の神は夜の空の神に願い、彼らを空の星のひとつにしたという。
作品名:
いお夜話
作家名:
みらい