私的文章創作研究
◆プロット
プロットというのは物語を作るときの枠組み、構成のことです。
物語の設計図と言ってしまっても良いかもしれません。
ここでは特に、実際に描く物語の構成についてをプロットと呼ぶことにします。
このプロット、書いておくと良いことがあります。
・整合性のあるストーリーを作りやすい。
・山や谷のある、起伏に富んだストーリーを作りやすい。
・大風呂敷を広げず、物語に適した伏線をはりやすい。
他にもあったりしますがこんなところで。
見ての通りですが、長いものを書くときほどプロットは力を発揮します。
逆に言えば短編になるほど必要がなくなってくるのですが。
ともあれ、長編ではプロットはとても重宝します。
是非とも使いましょう。
さて、ではプロットって何を書くの?
と云った疑問が現れます。
自分が書くときの例を一つ。
1.一番書きたいシーンを明確にする。
2.起承転結それぞれにあたるエピソードを、各三行で書く。
3.伏線候補をいくつか考える。
4.シーンごとにどんな話か短く書く。
5.最終的に全部並べる。
このくらいでしょうか。
注意点としては、
・詳しく書きすぎない
・この通りに書こうと思わない
ことでしょうか
・詳しく書きすぎない
これは、遊びをなくさないためのものです。
必要のあるシーンだけで面白い物語、というのは案外難しいと思います。
ですので、『こんな話にすれば面白いかも』というのを後々書いているときに加えられるよう、遊びを残すのがオススメです。
・この通りに書こうとしない
設計図通りに書くことばかり考えないよう気をつけてください。
先ほどと多少被りますが、物語にも余裕が必要だと思います。
地図に書かれた最短ルートばかりではなく、ちょっとした寄り道もしてみてはどうでしょう?
迷子にならないよう気を付ける必要もありますが(笑