小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

少女機械人形コーパス 第一幕

INDEX|46ページ/116ページ|

次のページ前のページ
 

第一幕
第二場
〜Amicus verus est rara avis. 〜(真実の友達は稀である。)
 12月8日
 午後6時30分

<背景中央ホール>

 中央ホール コンサート会場
 アナウンス
『ご来場の皆様に、お詫び申し上げます。本日予定されておりました[饗庭くるみスペシャルライブ]は、饗庭くるみの急病により中止となりました。尚、次回の日程は未定となっております』

 ざわざわ…
<SE・えーとか言う声>

七々原
「ショックすぎるぜ〜〜……」
二野上
「残念でしたね、先輩……」
七々原
「ああ。せっかく紗香ちゃんがチケット当ててくれたのにな」

<回想シーン七々原部屋>

七々原
「マジで?!」
二野上
「はい! この前みんなで一緒に応募したスペシャルライブ! さっき抽選の発表があって……私、当たってたんです!」
ミリカ
「すごーーい!」
二野上
「うふふ。3日後が楽しみですね!」
七々原
「うわぁ〜、生くるみちゃん! くぅーー! 紗香ちゃん! マジで有難うな!!」
二野上
「そんな……私、たまたま当たっただけです」
ミリカ 
「お兄ちゃん! 星空のスクリーンも忘れないでよっ!」
七々原
「ああ! 星でも何でも見せてやるよ!」
二野上
「ふふふっ」

<回想終>

七々原
「でも、病気なら仕方ないよな。大丈夫なのかな、くるみちゃん」
二野上
「心配ですね」
七々原
「ああ……。でも、まぁしょーがねーよな。夜まで待って、せめて星空だけでも見て帰るか〜っ」
ミリカ
「賛成〜〜〜!」
二野上
「はいっ」