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土方
「池峰ジョエル君への指導はいかがですか？」
左文字
「お〜、快調快調」
土方
「そうですか。それは何より。であれば池峰君」
ジョエル
「はい」
土方
「野柳博士がお呼びです。案内します」
ジョエル
「はい」
左文字
「野柳博士は俺と違って怖ぇーからなー。キバっていけよー、ジョエル！」
ジョエル
「はいっ！」
土方
「ふふっ。左文字参謀長らしいお言葉ですね。では、失礼致します」
ジョエル
「失礼します」
左文字
「おー、またなー」

＜ＳＥ・扉開閉音。ジョエル・土方立ち絵消＞
ウィィィン

左文字
「………」
巳上
「……何よ」
左文字
「いや……別に……」
巳上
「バッカじゃないの」
左文字
「…………」
巳上
「私は、あなたと生きてきて良かったって心からそう思ってるわ」
左文字
「よう子……」
巳上
「例え、私が……姉さんの代わりだとしても、私は……」
左文字
「バーカ」
巳上
「っ！」
左文字
「俺は誰かの代わりに誰かを愛すなんて、そんな器用な事出来る男じゃねぇーよ」
巳上
「…………」
左文字
「お前と涼子は違う。お前は涼子の代わりにはなれないし、俺だってあの優しかった健二にはなれない」
巳上
「……」
左文字
「でも俺は……。よう子、お前に嘘を言った事は一度も無い」
巳上
「……」
左文字
「その……アリガトな」
巳上
「……バカ」
左文字
「ハハッ。さーて、仕事仕事。人類を守る大事な仕事だからなー」
巳上
「……左文字参謀長」
左文字
「お？　何ですか？　巳上主任」
巳上
「パイロットジョエルの事、よろしくお願いします」
左文字
「ん？　あぁ、もちろん」
巳上
「あなたが作戦本部を取り仕切る参謀長で良かったと、そう思います」
左文字
「なんだなんだぁ？　いきなりどーした？　今日のお前変だぞ？　変なモンでも食ったか？」
巳上
「何もないわよ！　バカ！　とにかく、ジョエルはあなたが守るのよ！　しっかり策を練りなさいよっ」
左文字
「へいへい。仰せのままに」