パクリ??
俺はその日、いつもと同じように朝食の準備をしていた。
「んー、今日もいい天気だなぁ・・・!」
大きく伸びをする。最近は本当に清々しい朝だ。
俺の名前は夕月弥生。今日は俺の自慢の妹の入学式だ。
なんだか、うきうきすると同時に・・・妹が変な奴に手を出されないか心配だ。
ちなみに、俺の家には両親はいない。外国で仕事をしていて、しばらく帰ってこれないそうだ。
「よし。颯希起こしに行くかー・・・」
俺はさっき作ったばかりの朝食をテーブルの上にきれいに置くと、妹(颯希)を起こすため、二階へと向かった。
※
「ほら、颯希ー。起きろよー。今日は可愛いお前の大事な入学式だぞぉ?」
俺は颯希のことを優しくゆすった。
「んぐ・・・おにぃ・・・ちゃん・・・・・・おはよー・・・」
颯希が、眠たそうな目を擦る。
「もう、お前は朝から可愛いなぁ☆ 飯の準備できたから、早く制服に着替えるんだぞ
♪」
俺は、颯希のおでこを軽く小突いた。
「ふぇ? せいふく・・・?」
颯希は、きょとん、とした顔で、俺のことを眺めた。その目はまだ眠っていて、俺は微笑ましい気分になってしまう。
「そ。制服。今日は、颯希の中学の入学式だからな!」
「入学式・・・」
颯希は何やら、一人で一生懸命考えこんでいた。寝起きなので、今日が入学式だということを理解できていないらしい。
「むぅ・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
腕を組み、考え込む颯希。首が時々かく、っとなっている・・・って、
「すぴー・・・ぐー・・・・・・」
颯希が気持ちよさそうに寝息を立てていた。
「もー・・・さ・つ・き!! 起きろよ? 入学式で遅刻したら恥ずかしーぞ?」
幸せそうに眠る颯希を起こすのは少し気の毒だが、一回目に起こした時より少し乱暴に颯希のことをゆする。
「・・・だめだよぉ・・・・・・にゃ、せんとくぅぅぅん・・・」
「・・・・・・」
何の夢を見たらせんとくんが出てくるのだろうか。
※
「ねーねーお兄ちゃん」
「ん? どーした? 颯希」
「ちゅーがっこうってどんなとこ?」
颯希が、ごはんをほおばりながらこう聞いてくる。
「ん、中学校? 小学校の勉強が難しくなって、学校終わってから自分の好きなことと化する場所だよ。・・・多分」
『多分』をつけたのは、この説明に自信があまりないからだ。
「ふーん。おべんきょう難しくなるのかぁ・・・」
颯希のテンションが少し下がったような感じがした。・・・あぁっ、世界一可愛い俺の妹を落ち込ませてしまった・・・俺はなんて馬鹿な兄なんだ・・・・・・。
そう思っていたら、
「んー、でも中学校って、楽しそうだね☆」
颯希がこう楽しそうに言っていたので、俺は颯希に向かい大きくうなずいた。
「そうそう。中学校は楽しいぞぉ☆・・・あ、もうすぐ学校に行く時間だから、ちゃんと
準備していくんだぞ?」
「・・・うん!」
颯希がにっこり笑いながら、朝食の残骸を残して席を立つ。
だがその次の瞬間。
どっっってーん。
颯希がド派手にずっこけた。
「う・・・うぇーん・・・おにいちゃぁぁぁん!!」
とてとて、と俺に駆け寄ってくる颯希。
「あーよしよし。痛かったな・・・大丈夫か?」
「ふ……痛いよぉッ……!!」
「……」
かわいいなぁ、颯希。
「んー、今日もいい天気だなぁ・・・!」
大きく伸びをする。最近は本当に清々しい朝だ。
俺の名前は夕月弥生。今日は俺の自慢の妹の入学式だ。
なんだか、うきうきすると同時に・・・妹が変な奴に手を出されないか心配だ。
ちなみに、俺の家には両親はいない。外国で仕事をしていて、しばらく帰ってこれないそうだ。
「よし。颯希起こしに行くかー・・・」
俺はさっき作ったばかりの朝食をテーブルの上にきれいに置くと、妹(颯希)を起こすため、二階へと向かった。
※
「ほら、颯希ー。起きろよー。今日は可愛いお前の大事な入学式だぞぉ?」
俺は颯希のことを優しくゆすった。
「んぐ・・・おにぃ・・・ちゃん・・・・・・おはよー・・・」
颯希が、眠たそうな目を擦る。
「もう、お前は朝から可愛いなぁ☆ 飯の準備できたから、早く制服に着替えるんだぞ
♪」
俺は、颯希のおでこを軽く小突いた。
「ふぇ? せいふく・・・?」
颯希は、きょとん、とした顔で、俺のことを眺めた。その目はまだ眠っていて、俺は微笑ましい気分になってしまう。
「そ。制服。今日は、颯希の中学の入学式だからな!」
「入学式・・・」
颯希は何やら、一人で一生懸命考えこんでいた。寝起きなので、今日が入学式だということを理解できていないらしい。
「むぅ・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
腕を組み、考え込む颯希。首が時々かく、っとなっている・・・って、
「すぴー・・・ぐー・・・・・・」
颯希が気持ちよさそうに寝息を立てていた。
「もー・・・さ・つ・き!! 起きろよ? 入学式で遅刻したら恥ずかしーぞ?」
幸せそうに眠る颯希を起こすのは少し気の毒だが、一回目に起こした時より少し乱暴に颯希のことをゆする。
「・・・だめだよぉ・・・・・・にゃ、せんとくぅぅぅん・・・」
「・・・・・・」
何の夢を見たらせんとくんが出てくるのだろうか。
※
「ねーねーお兄ちゃん」
「ん? どーした? 颯希」
「ちゅーがっこうってどんなとこ?」
颯希が、ごはんをほおばりながらこう聞いてくる。
「ん、中学校? 小学校の勉強が難しくなって、学校終わってから自分の好きなことと化する場所だよ。・・・多分」
『多分』をつけたのは、この説明に自信があまりないからだ。
「ふーん。おべんきょう難しくなるのかぁ・・・」
颯希のテンションが少し下がったような感じがした。・・・あぁっ、世界一可愛い俺の妹を落ち込ませてしまった・・・俺はなんて馬鹿な兄なんだ・・・・・・。
そう思っていたら、
「んー、でも中学校って、楽しそうだね☆」
颯希がこう楽しそうに言っていたので、俺は颯希に向かい大きくうなずいた。
「そうそう。中学校は楽しいぞぉ☆・・・あ、もうすぐ学校に行く時間だから、ちゃんと
準備していくんだぞ?」
「・・・うん!」
颯希がにっこり笑いながら、朝食の残骸を残して席を立つ。
だがその次の瞬間。
どっっってーん。
颯希がド派手にずっこけた。
「う・・・うぇーん・・・おにいちゃぁぁぁん!!」
とてとて、と俺に駆け寄ってくる颯希。
「あーよしよし。痛かったな・・・大丈夫か?」
「ふ……痛いよぉッ……!!」
「……」
かわいいなぁ、颯希。