自由詩まとめ
一編目 公園
公園はみんなを待っているのに誰も来てくれないのです
花壇に色も長さもとりどりの草花を用意しているのに
悪い草花をくまでで引っ掻かれて綺麗になっても
楽しそうな遊具を用意して並べても
小さな公園には誰も来てくれないのです
お砂遊びも出来るのに
きゃっちぼーるも出来るのに
野球ができないから
ゲームが出来ないから
小さな公園には誰も来てくれないのです
さらさらと降る雨の中
小さな公園は今日も夢を見ています
小さな公園が途方もない砂漠に見えるような
色とりどりの草花が世にもおいしいごちそうに見えるような
小さな小さな子ども達を